連続大豆蒸煮装置

 

装置概要

連続蒸煮装置は脱脂大豆・丸大豆原料を蒸煮圧力0.2MPa、蒸煮時間5分の連続処理を行う装置です。高圧短時間処理を行うことで大豆原料の窒素利用率が向上します。

 

水冷式ロータリーバルブとの組合せにより安定した連続蒸煮を可能としました。

 

装置の構成・特徴

(1)撒水・吸水・予熱スクリューコンベア
良好な蒸煮を行うためには大豆原料の芯までしっかり吸水させることが重要です。
吸水装置は滞留時間を15分以上を基本とし、さらに85℃の熱水の供給、排蒸気を利用し、蒸煮缶投入前に100℃付近まで原料の加熱を行うことで、大豆原料の芯までしっかり吸水する様に構成されています。
注)丸大豆原料を蒸煮する場合は別途、浸漬装置、圧偏機、割砕機などによる前処理が必要です。

 

(2)水冷式ロータリーバルブ
蒸煮缶の入口・出口に設置され、高温・高圧条件化で大豆原料の投入・排出を連続で行えます。
水冷式ロータリーバルブは冷却水が羽根全体に流れるよう設計されており、羽根を冷却することで羽根表面に結露を発生させ、大豆原料の附着・焦げ付きを防止します。

 

(3)蒸煮缶(第一種圧力容器)
蒸煮缶はスクリュー式とネットコンベア式の二種類を製造しております。
スクリュー式は搬送中に撹拌されながら蒸煮される為蒸しムラが無く、ネットコンベア式は2段ネット式を採用しており、天地の切返しを行うことで蒸しムラを無くし、2段式にする事で蒸煮缶の長さを抑えながら原料の滞留時間5分を実現しております。

 

■ラインナップ
連続蒸煮装置は2.5TON/H、4TON/H、6TON/H処理装置を製造しております。