NF型充填折畳機

 

装置概要

従来型のY-2シリーズもろみ充填折畳機は発売から30年、様々な改良を加え熟成の粋に達しましたが、機械的な調整が多い、諸味の後垂れがある、洗浄性の向上など更なる改良が必要とされていました。

 

NF型もろみ充填折畳機は従来機の技術を基に、新しい発想と最新の制御システムによって、簡単設定、後垂れゼロ、洗浄性の向上を実現しました。

 

装置の特徴

(1)もろみ充填量の設定が簡単
醤油もろみは脱脂大豆、丸大豆、たまり等多品種にわたり、適したもろみ量を充填することで良好な圧搾が可能となります。本充填機は充填量をコンピュータによって制御しており、18~30リットルの調整が容易に行えます。

 

(2)諸味の後垂れナシ
回転ノズル方式を採用、揚げ槽内でノズルが左右に回転することで後垂れが無くなりました。

 

(3)濾布供給精度が向上
濾布供給部にサーボシステムを採用、高精度の濾布の供給が出来ます。戻り位置、供給ストローク、濾布外し位置もコンピュータで制御されており、調整もタッチパネルから簡単に設定することが出来ます。

 

(4)エア折畳方式の採用
エア折畳方式を採用、揚げ槽周囲に折具等の複雑な部品が必要無くなり、揚げ槽周囲の全面カバーが可能となりました。
折具等の複雑な部品が無くなった事で将来メンテナンスにかかる費用を大幅に削減出来ます。

 

(5)もろみ充填(底板)レベル自動制御
もろみ(底板)レベルの制御は超音波レベル制御方式を採用、もろみ充填面を超音波で計測し、計測値を基にコンピュータで演算処理、諸味レベルを最適にコントロールします。

 

(6)品種毎のパラメータは簡単設定
もろみの品種によって様々なパラメータを変更することで良好な充填が行えます。パラメーターの変更はタッチパネルでワンタッチで切替る事が出来ます。

 

(7)衛生的
エア折畳方式の採用で折畳機の全面カバーが可能となり、回転ノズルの採用で後垂れが無くなった事で、掃除は拭き掃除だけで済みます。洗浄に水を使用しないので腐敗が無く衛生的な環境が保てます。

 

■ラインナップ
NF型もろみ充填折畳機は濾布を自動的にクリップするNF-A型と手作業でクリップするNF-M型の2種類を製造しております。