水圧機

 

圧搾機の歴史

もろみ圧搾機は、明治20年頃までは槓杆式が使用されていました。
明治20年以降一部ウインチ使用の圧搾機が実用化し、ここに始めて醸造もろみ搾汁に機械化の端緒が開かれました。
明治30年頃に歯車とスクリュージャッキを組合わせた機械的倍力装置利用の圧搾機が全国的に普及し、その後日本の近代化が急速に発展し、明治38年頃に山崎式分銅水圧機が登場し、今までの機械式圧搾機に取って代わり急速に普及しました。

 

昭和6年になって写真のような昇降式水圧機が実用化し、揚槽用として積み並べたろ布全面を平らに圧搾出来る鋳鉄製の大圧盤を取り付けて盤木運搬の労力が省けました。
また、大出力昇降式水圧機が登場し、従来粕水分40%前後であったものを30%以下に下げ歩留まりが向上しました。

 

水圧機は半世紀に及ぶ長寿命機械で、現在も広く御使用頂いております。

 

■販売・修理について
水圧機の鋳鉄製部品につきましては、現在製造中止とさせて頂いております。
※溶接構造で製作可能な物につきましては検討させて頂きます。

 

パッキン、プランジャー、タイロッド、割バンド等は現在も販売中です。